お母さん、お父さん。


まだ、紹介してないけど、この人が私のすきな人です。


とてもだいすきで、無くしたくないと心の底から思ってる。


毎日、離れたくないと感じて、だいすきが大きくなってるの。


きっと、私が居る所為で泣いてる子も居ると思うから。


余計なお世話かもしれないけど、その子達の分まで彼をすきになる。



「…ジョウっ…」


「…日芽…!」



彼で良かったの。


彼が良かったの。


それが私の全て。



「………」



目を覚ました時は、既に外は真っ暗だった。


時計は、5時33分を指している。



「ジョウ!外暗いよ!」



今更だけど、自分が何も着ていないことに気が付いた。


慌てて散らばった制服を拾って身に着けた。



「おー…、」



やっと目を覚ましたジョウは、窓の外を見て驚いていた。



「暗っ!さむっ!!」


「裸だもん」


「いやーんっ!」



わざとらしくジョウは制服を取ると、それを身に着けた。



「帰ろう。先生に見つかっちゃうよ」


「おう」



荷物を取ると、教室から出た。


ジョウの後ろを歩く私は、金髪になった髪や細くて大きい体を眺めてた。



「日芽、早く」


「あ、うん」



慌ててジョウの横に並ぶ。


横に並ぶと、ジョウの身長がまた伸びているのが分かる。



だいすき。