「Cセット!Cセット!Cセット!」
「うーるーさーいー!」
「…おばちゃん、Cセット5つ!」
知らない間にCセットが、机に用意されていた。
そして、目の前には何故かCセット野郎が座っている。
「何で……」
「お前等、1組だよな?オレ等、8組なんだよ。だから関わりないってわけ」
Cセット野郎の隣に座っている、スポーツ刈りの人が笑いながら言った。
「そうなの?へぇ、8組かぁ」
美緒が二人を相手に話す中、私はCセット野郎を睨んでいた。
私の前に座れることが信じられない。
「そんな見つめんなよ。オレんこと惚れた?」
「…なっ!誰が惚れるかー!!」
叫び、立ち上がる。
食堂に居た誰もが、私を見る。
「……惚れるか」
同じ言葉を呟いて、腰を下ろすとCセット野郎に鼻で笑われた。
「バカ」
「…うるさい」
もう、全てが信じられなくて、自棄食いした。