美妃は本当に付いて来てくれなくて結局私1人。
まぁ。
しょうがないか。
自分にそう言い聞かせて向かう。
そこまで離れてないし。
近くまで行くと高い塀が合った。
何だこれ。
ポケーっと見上げていると1人の金髪の少年が通った。
は?!
あんな高い位置に人間?!?
するとその子は足を滑らせ、こっちに落ちて来た。
高さ5メートルあるであろう塀から落ちた。
普通だったら死んでいるのに。
「痛ーい!!
寮長怖いんだから~。」
ピンピンしている。
おかしい。
その少年の顔がこちらを向いた。
「誰だ!!そこにいるの!!!!」
心臓がドキッと跳ねる。