いつの間にか授業は終わった。
やっぱり、わくわくしてると
授業も、いつもより早く終わった感じるのかな?
そして、美妃の元に駆け寄る。
「ねね。今日さ、あの離れた方の寮に行ってみない?」
なるべく声の音量を下げた。
それでも、美妃の耳にはしっかり届いていたようだった。
「はぁ?あんた何言ってんの。
それ、入学した時から厳しく行くな!って注意されてるでしょ。」
美妃の言う通りなんだけど・・・・・。
でも、行きたいよう。
「美妃は行きたくない?」
ダメもとで聞くとヤッパリ返事はダメで
「嫌よ。
担任に見つかって後が面倒じゃない。」
そうですよねー。
しょうがない。
1人で行くしかない。