先輩の顔はみるみる真っ赤になっていく。
その様子は、やかんが沸騰するかのようだった。
「お・・・・お前ッ!
俺のッ親切を・・・・なんだ・・と思ってるんだ!!!」
なんか、先輩が焦ると可愛い。
「ククッ・・・・・
すいません。」
思わず笑いが堪えられなかった。
そうすると先輩はまた顔を赤くした。
「お前ー!!
年上に向かって・・・・・!!!」
先輩が冗談で拳を振り上げるマネをした。
「すいませんって!!」
必死に謝ってみる。
そして、あまりにも近すぎるせいか足がもつれて先輩もソファーに倒れこんだ。
一瞬目を閉じたから気づかなかったけど、目を開けると目の前には
綺麗な金髪と、大きくて吸い込まれるような青色の瞳。