ギィィィィ…


また重たい扉をあけた


「さよなら」



そういってわたしは走り始めた
「あの子は知らないようじゃ…
人間から魔人になっても
迫害される事にはかわらない事は…」


だからワシはずっとこの人気のない場所で
洞窟の店をやっている
だれも元人間なんて受け入れてくてない。


「また独り犠牲者が…」

おじいさんは目を閉じた。



ツゥゥ…と一滴の涙を零した。