「どうして?
私は人間よ…この世界には必要のない人間よ?!」
しばらくおじいさんは黙った。
そして道具を袋につめて
私に渡した
「わしもお主と同じ
人間じゃったんだ…」
「え?」
「お主と同じように
幻影騎士に追われていた」
この人何言ってんの?
「魔人儀式成功したたった一人の人って
もしかして」
「お主が思っている通り
ワシじゃよ
さぁ…頑張るのじゃよ
ワシはお主の味方じゃ」
涙があふれた
もう、この世界には私の
味方なんて居ないんだって
思ってた。
「頑張ります!!」
だけど…いたなんて
思いもしなかった