「パイ食べたら
お祭りの方見に行こうか
たくさんの出店があるしさ」
「行く!楽しそう!」

トコトコッ

「おまたせっ
ジンジャーパイに
チョコレーズンパイだよ
冷めないうちに食べてね」

メルマおばさんは再びキッチンに戻った

「美味しそうっ
いただきます」

サクッ

パイにフォークとナイフをさした
そして口にほおばった

「おいしいね」
「そうだね」

私たちはすぐにパイを食べ終えた

「メルマおばさんっ
お金何円」
「二人合わせて
750ロリーだよ
今日は半額だからね」
「そうなんだ
ありがとうメルマおばさん」

カランカランッ
パイ屋から出た。
お祭りの会場は
噴水のある広場
さっき広場に居たときは
何もなかったけどなぁ…

「きっと今頃
シャンパンの噴水だよ」
「シャンパンの噴水?」
「あの噴水はお祭りの時だけ
シャンパンに変わるよ
飲み放題だからね」

へぇー…すごいなぁ…