「なんだ?秋・・・・。」
しっとりとした、上品の声が返ってきた。
・・・・・・・この声が、聞こえるのは秋だけだが。
「あのね、あのね!!!お兄ちゃんはしんじれる、おともだち、何人いる??」
蒼の座っているソファに腰掛ける。
小さな秋は、蒼の横にすっぽり収まった。
「・・・友達・・・・?いるよ。
2人。」
「やったぁ!!僕の方がおおいや!!
僕はね、10人もいるんだよ!!!」
「そうか。俺は、信じれる友達が少ないな・・・。」
「そんなこと、ないよ!!
お兄ちゃんのおともだち、なんて名前なの?
なんさい??」
「朔夜と達夜っつー奴なんだ。
・・・・まぁ、7才だけどな。
もう副総長になるほどすげー双子なんだ・・・・・って、秋?寝たのか?」
気付くと、秋は蒼の横で寝息を立てている。