店員さんも、何の疑いもなくオーダーを受ける。

絶対私一人だったら、年齢確認されてしまうだろう。

まぁ、一人でこんなお店に来ることもないだろうけど…。


「今日は、朔さんのお店じゃなかったんだね?」

「多分、二次会で行こうって言うんじゃないかと思って、違う店にしてみた。」


なるほど…。

確かに、あのメンバーですぐに帰ると言うとは思えないもんね。

ようやく、ビールが来てグラスを軽くぶつけ合う。


ちびっと一口。


「苦っ!」

「ははっ!まだまだお子ちゃまだなっ!」

「こんなんがおいしく感じるなんて、蒼がオッサンなんだって!」


売り言葉に買い言葉とはまさにこのこと。


「はぁ?自分が飲めないからって負け惜しみですかぁ~?ガキっ!」


そんなことを言ってる時点でお互い、ガキなんじゃって話だけどね。


「飲むもん!飲めるもん!」


だから、やめときゃいいのに。

ホントに学習能力のない私。


あとで後悔したって遅いんだけどね。