見た目とは違い、ノリのいい武くんと心くん。

やっぱり、茜の彼氏で、蒼の友達…。

何かあると…なくても?

いつも、5人で集まっているらしい。

心くんの彼女さんも一緒に。


「まぁまぁ、これからも会うこともあると思うからさっ!仲良くしてやって?」

「え?あぁ、うん」


って、これからも?

会うこと…あるの?

私の中では、蒼と坂下くんでいっぱいいっぱいなんですけど…。


冗談を言い合いながら、茜がドリンクをオーダーしてくれた。

みんなで声をそろえて乾杯をした。


茜と蒼の会話を聞いていても思うけど…漫才みたいでおもしろい。

しかも、このジュース美味しい!


「お、美月いけるね!もう一杯飲む?」

「うん!」


茜は私の分のドリンクもオーダーしてくれる。

なんか、ふわふわして気持ちいいし、会話は楽しいし!

でも、茜に勧められるがまま、飲んだのが間違いだった…。


「美月…大丈夫か?」

「何がぁ?」


呼ばれて蒼を見ると…

あれ?

視界が揺らぐ。

なんだろう?


「飲み物いる人~!」

「大丈夫っ!茜~、もう一杯飲みたぁ~いっ!」

「はぁ~い!」

「もぅダメっ!お前は水っ!」


ドアを開けてオーダーをしようとする茜の手を止める蒼。


「なんでぇ?ケチっ!」

「ケチってお前…」


私たちの会話を聞いて3人が笑ってる。

なんか、それだけで楽しい。