私が笑うと龍斗さんも
ニッと笑った。


(―・・・・ドキッ)



うわっ、また。



鼓動が速くなる。


「そういえば、龍斗」

カレンと話しをしていたヤグさんが思い出したように言った。

「俺もさ、お前のとこでバイトしたいんだけど・・・募集とかしてねぇ?」


へぇ~。ヤグさんでもバイトするんだなぁ~。(←失礼)



「まだ、募集はしてると思うけど。・・・忙しいぜ?」



あ・・・そういえば、



龍斗さんと一緒にいた女の人って・・・誰なのかな。



彼女さん?


友達?


知り合い?


好きな人?



聞きたい・・・。


知りたいの・・・。




でも、聞きづらいな。




「ナンナちゃん!」


ヤグさんが急に私の名前を呼んだ。


「は、はい!」



「ナンナちゃんも、一緒にバイトしたら?」



「えっ!?///な、何でですか?」




「えっ?だって・・・二人とも付き合ってるんだろ?」






「・・・・・・・・・・・・」




「・・・・・・・・・・・・」





誰と


誰が?