『カレン!魚とか私食べてないよ?』


ましてや、鯉なんて!





『はぃ?・・・・違ぁぁぁう!恋なのっ!!!こ・い』


カレンは漢字を指で書きながら私に言った。



あぁー。恋かぁ。

鯉と思ったよ~。あはは。



日本語って難しいよね~・・・















って・・・・・・





『えーーーーっ!?!?』







恋っ!?


えっ!?///


私が???




『ナンナが初恋をしました!』


『おめでとう!』と、
カレンが私の頭を撫でる。




嘘っ!!!


『だって、まだ1回しか会った事ない人だよ?!』




『じゃぁ、私は何?』



カレンがそう言うと同時に
ヤグさんがレストランから出てきた。



こっちに向かってくる。


『ねぇ。ナンナ』

急に私の身長に合わせてしゃがみ、小さい声で喋りだすカレン。


『ん?』


『一目惚れっていう恋もあるんだよ♪』



笑顔で言うカレンの顔は

もう可愛い女の子だった。
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あれから一週間が過ぎて、


何故か龍斗さんが来た。



何でかな?


何もないのに、気まずいのは・・・・。