鈴木を戻す話は中々まとまらずこの続きは明日って事になり、今日は解散となった。

山崎と私とアヤは校門まで歩いてると急にアヤが走りだした。

走っていく後ろ姿を見ていた山崎もアヤの後を追って走りだした。

私も何げに早足になっていた。

その先には鈴木が大木の下のベンチで座ってるのが見えた。

アヤが先に到着して、山崎に話し掛けた。

鈴木さん

本当にもうヨット乗らないの

なんで乗りたくないの

と寝ている鈴木の体を揺さ振っている。

それでも鈴木は起きようとしない。

そこに山崎が到着しユカも到着した。

寝ている鈴木を見た山崎は

アヤちゃん

今日は帰ろう

ねっ

と、アヤの肩をポンと叩いて諦めさせた。