アヤちゃん、ユカちゃん、もう帰るの

時間が有るなら俺についておいで、と山崎が先頭を歩き始めた。

アヤは私を見て、ユカっ!行こう!とアヤに手を引かれるがままに付いていった。

付いていった先は、ヨット部と書いて有る部屋だった。

山崎が部室らしい部屋のドアを開けて『お客さん連れてきたよ』と中に居る仲間に声かけて入って行った。
アヤが急に私の後ろに隠れるように私の背中にしがみ付いている。

アヤ?どうしたの?と聞くと、入るのが怖い。沢山人が居るみたいだからといつものアヤに戻っていた。

鈴木さんに対しては強気なのに…!