レースに出ていた人の姿は見えなくなった。

ユカ

とアヤに肩をポンと叩かれて、ユカっ!帰ろう!

そうだね!帰ろうか!

と私とアヤは無言のまま暫く歩いていた。

初めに口を開いたのがアヤだった。

ねー!ユカ?

あの人大丈夫かな?

何で殴られたんだろうね?
と聞いてきた。

私も、何があったのか気になっている。

アヤ?明日も見に行ってみる?と聞いてみた。

そうだね!行って見よう。
とアヤは嬉しそうな顔をして私を見た。