いろんな服を見てまわったんだけど、どうやら凛ちゃんはパンツ派みたい。




「凛ちゃんはパンツが好きなんだね」




「好きっていうか…ちいさいころはスカートばっかりだったから、こういうの着てみたいな…って」




「うん、いいと思うよ! 凛ちゃん似合いそうだもん♪」




何着か迷ってたから、試着をすすめた。着てみて、イメージ違ったっていうのもあるもんね。




シャッとカーテンが開かれると、中からデニムのショートパンツに、白のフリルブラウスとレモンイエローのキャミソールを重ね着した凛ちゃんが、ちょっと恥ずかしそうな顔をして出てきた。




「わっ、かわいい! 凛ちゃんにあう~! うんうん、いいよいいよ~」




「…そう? じゃあ…これにする」




そういって試着室のカーテンを閉める凛ちゃん。わたしはカーテン越しに凛ちゃんに話しかけた。





「ね、凛ちゃん。その服着て、また遊びにいこうね」




「…き、気が向いたら行ってあげる」




「ふふっ、うん。楽しみだね」