さっきまで握っていた手を見た。

きつくきつく握りしめていた手は爪の型がはっきりと残っていた。


望をふることが大罪のようで…罪の意識がふりかかり…でも望と別れたいこの衝動をこの握り拳にこめた。


いろんなことに気づいた今。
ほんとに私は愚かだと思い私は疲れた…

「望が思っているほど私は大人じゃないんだよ…」