「あ~たのしかった!!」

「・・・あはははは・・・。」


あのあと、何回もジェットコースターに
乗らされた。


「顔色悪いけど、大丈夫?」

「大丈夫・・・。」


「じゃあ、次は、お化け屋敷♪」


お前、それでも女かよ・・・。

ふつう、喜んで『お化け屋敷♪』
なんて言う女いねぇぞ・・・?

まぁ、そんな女嫌いだけどな。

マイがそんな女じゃなくて
よかったわぁ・・。


「きゃぁーーー!!」

「だから、大丈夫だって・・・。」


マイは、想像以上に怖かった
らしく、悲鳴をあげていた・・・。


「さっきは、『お化け屋敷♪』
 ッて言ってたくせによ・・・。」

「だって、こんなに怖いとは
 思ってなかったぁ・・・
 キャァ~~~~!!」


ほんとに、意味分かんない女。


「ほら、手。」

「ありがとう・・・。」