多分。

今の台詞を伝える事が、私を呼び出した理由だったのだろう。

だけどあのジンが、あんな台詞を素直に言えるわけがない。


……二万円分の台詞か。

高くついたわね、と呟きながら。

私は止まっていた足を進めた。


私達の関係は、これからも変わることはないのだろう。

たとえ、お互いに結婚して子供が出来て、年を重ねていったとしても。

だって私達は。

腐れ縁なのだから。