「あっ!待ってよ。」 スタスタ行ってしまう和真を 小走りで追いかけた。 なんで あいつのペースになってるわけ? あいつ… 一番手強いかも…。 なんて 思ったりすると 和真は 後ろを振り向いて 「置いてくぞ?」 ちょっと待ってくれてる 和真の姿に向かって 小走りする莉麻…。 そんな 二人の姿を桜は 微笑むように…花びらが舞った。 ごめんね。 和真…苦しかったよね? 思い出せなくて ごめんね…。