「ずっと一緒だよね?」
「あぁ、俺はお前だけだ。」


あれ?
あたしなのかな?
この人誰だろ?


何も見えない真っ暗な闇。
静かで冷たい風。
まるで、あたし達を表してるみたい。
だけど、
そっと握った手は
優しくて大好きな温もりで。
誰かわからないけど安心できる。








「必ず…迎えにいくから。」
「待ってる、……。」


え?






聞こえない…
誰なの??













知らないはずなのに
何故か懐かしい声。


誰?






思い出せない…
思い出そうとすると
頭が痛む。







触れようと手を伸ばすと
彼は離れていく

「待って…!!」

そして
静かに消えた。