「どうでもいいって…死ぬかもしれないんだよ?渡辺さん…」


久美子の前で呼ぶ"渡辺さん"には少し違和感があった。



「関係ないじゃない?うち等、何かした?」


嘘…

何でそんな風に考えられるの??




百合ちゃんはきっと
私たちの無視に耐えられなくなって…



「それより…うち、今日、告ってみようと思うんだよね~♪」


は?
思わず大きな声で言いそうになった。



この状況なのに?
告白?



何考えてるの?下手したら私たち人殺しだよ?




思ってる言葉は声に出ない…