「ふふっ♪さすが真理子ね♪」


そう久美子が言った。




さすが…か…



何が?

「佳代子~っちょっと来て♪」


久美子が呼ぶ。

多分、言うんだ。百合ちゃんを無視すること




「何~っ」


気がついていないのか百合ちゃんはシュート練を繰り返してる。


「は?」

佳代ちゃんの声が響いた。
久美子が驚く。







[何それ?ひがみ??百合がうまいからってさ、そこまでしなくてもいんじゃないの?]


佳代ちゃんの言ってることは正しい…けど、言い方がきつい。





「~っあ、っそ。じゃあ佳代子はいいよ。うちと、真理子で無視るから。」



久美子はそう言った。