空いっぱいに帯びる細長い雲が、まるで私たちをこの世界に閉じ込めるように覆い被さっている。 それはまるで“鳥籠”のようで…… 貴女はもう自由であるはずなのに この世界に捕らえられているのだと感じるのだ。 ――貴女には見えていますか?? しかし、どうせ捕らえられて身動きが取れないのならば… 私は貴女に捕らえられてしまいたい。 そう私が言えば貴女はきっと困った顔で笑うのでしょう