家にかえかって、楓は、泣き崩れた。先生なんで?結婚するんでしょ。なんで、幼稚園の先生やめちゃうの?そんなのイヤだよ
約束したじゃん。や…くそく…
朝、いつもなら早く、幼稚園にいきたくてしょうがないけど、今日は体が重い。
行きたくないなんて、思ったことないのになぁ。お母さんに怒られて、しょうがなく幼稚園にきた。幼稚園がこんなに、くつうに、思うことは、あの日以来ないとおもっていたのに。
と楓は心のなかで、おもった。
先生と目が合い、目をそらす楓。「楓ちゃん」と先生によばれた。楓は「何ですか?」と答えた。先生は「楓ちゃん、先生悪いことしたかな?」と先生はいった。楓は、「したじゃん」と、叫んだ。楓は「約束したじゃん、約束忘れたの?、先生がいったんじゃん。先生の馬鹿ばかば…か」
止まらない。止まらない。楓の言葉は止まらなかった。止めたくても、止められなかった。先生は、「忘れてないよ。わすれるわけないじゃん。」と言った。
約束…楓は、幼稚園がきらいできらいでしょうがなかった。でもある日、先生は、いった。「先生も幼稚園きらいだった。」楓は、じゃあなんで幼稚園の先生になったのよ。と思ってた。「でもね。一人の先生がいったの、幼稚園は楽しくないかも知れない。だってら、楽しくすればいい。って」と先生は、いった。楓は「意味分かんない」と答えた。「だね。だけど」
意味分かんないよ。分かんなすぎる。と楓は、おもった。先生ほ、「楓ちゃんには周りの人を、幸せにする力があると思うんだ。だから、先生も幸せにしてほしいなぁ。楓ちゃんがこの幼稚園を卒業するまで、先生は、絶対この、幼稚園にいて、楓ちゃんを、みはっとくから。」と言って、
先生は笑った。楓も、笑った。