「でも大丈夫ですか?生活費…」
最近は仕事が無いって言ってたのに…。
と、伊織さんがヒラヒラと手を振る。
「ああ、大丈夫だよ。事件があった学校側から報酬は貰ったから」
そうなんだ。だから京さん達は買い物に行ったんだ。良かった。
夢が安心した時、レナさんの明るい声が事務所に響く。
「ただいまー」
「お帰りなさい」
「あー夢ちゃん来てたのー?」
「はい。お久しぶりで……」
夢が言い終わる前にレナさんが詰め寄って来る。