「ありがと……もぉ大丈夫……」

「ほんと?でもその顔じゃ家族に心配かけないかなぁ…」


たしかに瞼がおもい…… 


「どうしよ……」


「俺んちくる?
どうせ親いないから腫れが引くまで休めばいいよ」


「でも……」


男の子の家に2人っきりは…… 

でもこの顔でお母さんに心配かけたくない… 


「大丈夫だよ
俺と二人がいやなら
健と恵呼ぶから」


「だれ?」


「聖の弟。小6と小4だったかな?」


「そっ…か……
じゃあお邪魔していい?」


「うん。じゃいこ?
あ。これかぶっとき」


そういって被せてくれたのは 

龍くんが被ってた帽子…… 


「顔見られたくないでしょ?」


「ありがと」


龍くん……ありがと 



それから2人で龍くんの家に行った