「そや。なら、はよー連れてってや。」

「わ、わかったわよ!」

さっきまでの強気なあたしはどこへやら。

この男に流されるままあたしは
もと来た道を歩き出した。

………シーン

「ねえ。名前なんていうの?」

そんな空気にたえられず、あたしは口を開いた。