「う、嘘だろ?!
大丈夫か?!」


いつにもまして、
そんな真剣な顔しちゃって。

駄目だよ、

彼女以外の女にそんな顔見せちゃ...

猫も立派な女なんだから。

「クウ!!しっかりしろよっ」


「...に..」


...大好き。

大好きよ。


私はいつも人になりたいと願っていたけど、

猫だからあなたに逢えたのなら...


そんな幸せなことは
ないわ。



私は、
あなたの側で

白くてふわふわしたとっても可愛い恋をしてた...





それは、何よりの
幸福のしるしだったのね。