昨日の今日で
私は、こんなにも
貴方を必要としている

人を愛することなんて
もう無いと思っていた。

ひさぎ、貴方が好き。

この想いは止められない

貴方に伝えたい。

止まっていた時が
動き出す。

「行こう、チトセ」

触れるなぎの手に
引かれながら
私は、何度も振り返る。

バスが、ずうっと

遠くに見える。

そして
見えなくなる。

授業が全て終われば
また、貴方に逢える。