「俺の家は、バス停から
 ずっと離れてるから
 一駅だけ電車に
 乗ってる」

「そうなんですか」

「また、明日から当分は
 電車とバスで通学だな
 でも、いいか・・・
 お前に逢えるし・・・」

貴方の言葉に胸が詰まる

「ヒサギ
 どうして、私なの?」

「俺にも分からない
 ただ、お前が
 俺の前に立って
 元の場所に戻っても
 いいかと聞いた時
 ここに、俺の傍に
 居てほしい・・・
 そう思った」

「私でいいの?
 私・・・・・・」

言えないよ・・・
 
言おうとすると

心が壊れそう。

また、涙が零れた。