千歳……

こんなにも弱い俺を、お前が見捨てたのも分かるさ。

俺は、自分の傷口だけを見て

貴女のこと、何も見てなかった。

貴女の深い悲しみ、その傷痕に添う事もせず

自分ばっかり。


貴女は今、どこにいる?


お前が今、泣いてないか

気がかりで夜も眠れやしないさ。


お願いだ

お願いだから……