彼女は、全てを私に
話して聞かせてくれた。

ひさぎ・・・

貴方の中に潜む少年

ひさぎ、貴方は

何に脅えているの?

何に震えているの?

欠如している・・・

私は、貴方の深い闇を知る。

私の中にも存在する、闇。

過去の傷に怯える私では
貴方は、きっと救えない。

貴方を傷つけるだけ・・・

『それでもいい
 僕の傍に居て』

少年の声が聞こえる・・・

悲しい・・・