怖くて堪らない。

私は、必死に貴方の
背中にしがみ付いた。

鞄を挟んで
二つの体が
一つになった
瞬間。

貴方の存在を感じながら
私は、思った。

過去を引きずり
人生に何の意味も
待たないまま
ただ、生きている私。

生きなきゃいけない事

それは、とても苦しい。

そう、思っていた
はずなのに・・・

たった今
死を感じた瞬間、私は
生きていたいと願う。

何度も願う。

私は、今回の体験で
自分の本心を知る事が
できた。