その声に気づいた母と祖母
が駆け寄り激怒する父の
暴力を止めに入る。

「あなた、止めてください」

「うるさい」

突き飛ばされる母は下駄箱
に胸をぶつける。

「お前は、また
 男に現を抜かして私の顔
 に泥を塗るつもりか」

手をあげる、父。

「あなた、止めて」

止めに入る母の行動に
腹を立てる父。

「何もかも、お前の躾が悪い
 からだ

 娘を放ったらかして
 女のくせに、仕事仕事の
 毎日・・・」

いつものように、母をなじる
父親。