「どう?
 何か用事ある?」

私の返答を待つ、ひさぎ・・・

「何も、無いよ
 用事なんて無い」

「そっか、ふう・・・」

貴方は、ほっとしたのか
息をついた。

私に微笑みかける貴方・・・

「じゃあ
 明日も一緒に居られるな」

私に逢えるぐらいで、貴方は
こんなにも喜んでくれる。

私は、その究極の笑顔に

酔いしれ・・・

溺れる・・・

「チトセ?」

私は、ひさぎを抱きしめる。

愛を込めて、この腕に抱く。