「ああ

 任せとけって」

私、怖い・・・

貴方を失う事が
怖くて堪らないの。

触れ合う事のできない傷痕
を持つ、私・・・過去

・・・・・・だけど

私、もう引き返せない。

ひさぎ、貴方を

こんなにも愛しているの。

見上げた私の唇に、貴方の
唇が、そっと触れた。

ここは、街中・・・

幾度と重なり合う唇

触れていたい・・・

貴方の手から、小さな
マスコットが放れ
地面に落っこちた。