正直言って、
野球に強い熱意が
あった訳でもない。


自分に務まるかも
分からなかった。



だけれど、
憧れの マネージャー と
いう響きに吸い寄せられる
かのように、私は
野球部の見学に行くことにした。



『楽しみだねー。鈴音ちゃんも野球部マネ志望で良かった。』


「私も一人じゃ不安だったよー!」




そんな言葉を交わしながら
ジャージに着替え
野球部が活動する校庭へと
向かった。