「つかさ…何でこんな所にいたのアンタ」

沈黙を先に破ったのは女のほうだった。


「ぇ…っと,塾に行く途中で…」

少女はおそるおそる返答する。

この人なんか怖い…。
助けてもらったのはお礼言いたいケド怖い…。
世の中にこんなに強い女の人っていたんだ。
怖いーーー!!!!!!!
心の中で絶叫キャッホウだよ!もう!!


「今度からは気をつけなよ?いくら私が顔知られてても馬鹿は山ほどいるからね」

女の口から以外な言葉が発せられ,戸惑いの色が浮かぶ少女。

ぁ・・以外,この人なんか心配してくれてるのかな??
それにしても『私の顔が知られてても』って何だろ?