『星奈、ご飯たべるんでしょ?


早くしないと遅刻するよ?』


美琴はそう言って足元にあった鞄を


手に取った。


「お母さん今日はご飯いぃや。


もぉ出るからさ」


私がそう言うとお母さんは、


『また倒れてもしらないよ!?』


少しおっかない顔でそう言った。


わたしは、お母さんを無視して


ポケットに入れているくしを取り出し


髪の毛にとおした。