天然彼氏×純粋彼女



お皿洗いをして、お風呂に入ってから、勉強を始める。

あれから、メールが返ってこない。

やっぱり、嘘だったかな…?

不安になって、勉強が手につかない。


♪~♪♪~


『ごめん(>_<)塾行ってた。これから、よろしくな♪』

『うん♪おやすみなさい(*^_^*)』


…送っちゃった。

まだ、9時なのに寝るって。

…おかしいよね…。


『おやすみ(-.-)zzZ』

「通じた!!」

「はっ?なに言よーん?」


「お兄ちゃん!?おかえり!!」


大変だ…。

お兄ちゃんに聞かれるとは…。
最悪だよ…。


「通じた…。…わかった。猫と心が通じ合ったんか。よかったな。ますます、猫に似てきたな。」


やったぁ…。

ばれなかった。

なん~だ。

猫に似ただけ…って。

・・・!?


「猫に似た!?違うよ!!似てないよ!?」


「猫は黙れ~。」

「なんでや、お兄ち」

「天然で、鈍感で、ドジで、子供っぽくって、猫だろ。そう、友達に言われたんだっけ?」

「…なっ!?」


確かに言われた…。

けど!!


「子供っぽくってじゃなくて、妹みたいだもん!!」

「一緒だよ。」


もう、知らないからね。

公開しても遅いからね。


「お兄ちゃんの晩ごはん無し。」

「なっ!?それは、無しだろ。腹減ったわ~。助けてくれ~。」


うちは、こう言う時間が好き。

普通に話す時間が。


0時15分。


今日もたくさん勉強をした。

お兄ちゃんと、弟の世話も。

「おやすみ。早く寝たほうがいいよ、お母さん。クマがあるよ。」

「わかった。おやすみ。」


布団に入ると、すぐに寝た。

朝になって起きると、メールBOXをみる。

時々、夢と現実の違いがわかんなくなる。

だから、夢だったかもしれない。

そう思うから。


でも、ちゃんとあった。

メールが。


彼氏が出来ました。



彼氏が…出来た。

なんか…実感がない。


「いってきま」

「今日は卒業式でしょ?鞄は要らないよ。」


・・・あっ!!


「知ってたよ!?」

「バ~カ(笑)今日、卒業式に行ってやろっか?」


・・・珍しい。


「なんで、お兄ちゃん?」

「電話してきたやつを探すためだ!!」


・・・やっぱりかぁ~。


「遅刻するよ~?」

「いってきま~す。」



学校までゆっくり歩いていく。

この道が最後になるのが寂しい。


「寂しいね~。クロ君。」

「にゃ~。」


クロ君は、近くの家に住んでる黒猫さん。

仲よしだから、途中まで歩いて行く。

色んな話をしながら行くから、毎日が楽しい。


「太陽がポカポカだね~。またね~、クロ君。」

「にゃ~。」


学校が見えたら、クロ君と別れた。



教室に入ると、いつもと違う雰囲気だった。

正直言って、この雰囲気が苦手。

みんなと離れたくなくなってくる…。


――――――ポンッ。


いきなり頭に手を置かれた。

誰かは、すぐにわかったけど…。


「華、おはよう。」

「りな。どうなった?」

「OK、した。」

「そっか、そっか~。幸せになりーな。」


華が頭を撫でてくれた。


「う~ん♪」

「りなが先に幸せになるなんて~。」

「悪いですかぁ~。」




「いや、いいよ。たくさん幸せになって☆りなの幸せは、うちの幸せだから。」


…えっ?

華はそう思ってたの?


「ありがと~♪大好きだよ~。」

「うん。幸せにせんかったら、どうなるかわかってるよね?たっくん?(笑)」

「お…おう。わかってるよ。」


………………?

…………………………!?


「へっ!?なんでいるんですか!?」

「会いたいから…じゃダメか?」

「そ…それは…その…///」


は…恥ずかしい…。

反射的に華の制服の裾をもつ。

けど、ゆっくり近づいて…。


「やっぱ…可愛いな。」

「み…耳元で言うのやめてください!!///」




「横でいちゃつくなっ!」


それだけ言って、華はどこかに行った。


…って!

ふたりになってしまった///


心臓がドキドキうるさい///


「あの…さ?」

「は、はい!」

「敬語…」


えっ?

敬語?


「敬語だと遠く感じるから…やめん?」

「敬語使ってたっけ!?」

「自覚…なし?」

「えっと…うんと…あは☆」