今、律に相談しているのは、あたしの大好きな人。

神崎 伶央(カンザキ レオ)の事。


伶央は小さいときからの知り合い、つまり幼馴染みなのだ。
口数は少ないが、優しく、笑うと超カッコいいのっ!!!

そんな彼は、とにかくモテる。

今日はそんな彼の、告白現場に遭遇してしまったのだ。
なんとついてない・・・



「・・・愛菜実はどうしたいの?」


どうっていわれてもなー。


「いっその事、告れば?」

「それは、駄目っ!!」


そんな事したら、絶対引かれるし・・・
それに、今の雰囲気を壊したくはない。

「それに伶央、前に好きな人いるってー・・・」


「そんなの言ってみなきゃ分かんないじゃない。・・・あっ!!だったら、アピールすれば?」

「ア、アピールですか・・・?」
アピールだなんて・・・
律は何を言い出すんだ!!