「何これ。学校にソファー?」 「テレビもあるけどね」 律とはーちゃんが目を丸くして話していた。 私はというと、驚きすぎて声が出なかった。 そこまで綺麗で本当に家みたいだったのだ。 「そんなに驚いた?」 クスクス笑いながら伶央があたしに聞いてきた。 そんな伶央の質問にも頭を縦に振るしか出来なかった。