――ガラッ



急に教室のドアが開いたとおもったら、そこから3年の先輩数名が入ってきた。

その中に伶央のお兄ちゃんもいた。


「よぉ!伶央、相変わらずカッコええ顔してんなぁ!!!」


と、伶央に話しかけた先輩。

富岡郁斗先輩。イケメンだから、ファンもすごく多いみたい。
でも、伶央や悠斗先輩はそれよりももっと多い。・・・・らしい。



「・・・あのさ。彼氏、紹介するよ。」


突然、口を開いたはーちゃんの口から、彼氏を紹介してくれるだって。

って・・・!!!!

「「は?」」


「郁斗。」


はーちゃんはあたしたちの反応を無視し、さっき伶央に話しかけた先輩を呼んだ。