「あのっ・・・入学した時から好きでしたっ!!・・・わ、私と・・・つっ、付き合ってくださいっ・・・///」




「・・・俺は・・・」




「伶央くんは、好きな子いるの・・・??」






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「って、とこまでしか聞いてない・・・」


あたし、中嶋 愛菜実(ナカジマ マナミ)。

今年から高校1年になったばかり。
昨日の放課後、あたしは推薦で選ばれた学級委員の集会・・・まぁ、委員会で随分と遅くなり急いで帰ろうと昇降口まで行った時に聞こえた告白現場。

最悪だと思いながらも、そのまま素通りしようとした時に聞こえた、愛しい人の声と愛しい人の名前。