でもなんて言えばいいのかな…??



お互い横山くんが好き同士だからライバル宣言しちゃう??



でも横山くんは優花のこと好きじゃないみたいだし…


本当のことを優花に伝えてあげたほうがいいのかな…


「そっかあーじゃあまた今度暇なとき見に来いよ?」


「うん。」



「じゃっまた月曜な!」



「バイバイ」



パチン



携帯を閉じると勢い良く立ち上がった。



「優花のとこ行かなくちゃ」


優花の家は私の家から5分もあれば行ける場所にある。



電話とかで話すより直接のほうがいい気がして家を出た。



ピーンポーン



優花の家に着くとすぐチャイムを鳴らす。



「はーい…あ、優奈ちゃん!どうしたの??」



中から出てきたのは優花のお母さん。



優花のお母さんとは優花の家で遊ぶとき、よく話す。



結構仲よかったりする。



「あ、優花の母さん。こんにちは。優花いる??」



私は家の中を覗き込むようにして言う。



「優花?優花はね…なんか家に戻ってきてからずっと部屋に閉じこもってんのよねー」



私のせいだよね。