【ちひろside】







うそ


きっとこれ夢だ


それかドッキリ?


こんなわけない


絶対嘘



だって



翔斗くんが―――――――・・・




“オレ、初めて会ったときからずっとお前が好きだった”




あたしと同じ気持ちのはずない―――――――・・・






「ははっっ・・・
なんでそんなあたしを傷つけるような嘘・・・」




「嘘じゃねぇ」




あたしの言葉を遮り、翔斗くんは真剣な目をした。




そしてそっと、あたしにキスをした。