上は紺のブレザーで スカートは赤いチェック リボンも赤にして 新しい制服に喜びを感じていた。 そして今、「美嬰高等学校」と書かれた 大きな門の前に立った。 校門の前で大きく息を吸って ドキドキしながら校門を潜り抜けた 「わぁ―――――――!」 そこには… 桜の木の花びらが風に吹かれて 辺りはピンクのじゅうたんのように 桜でいっぱいだった。