「ママ、ちょっと?」
  
「すぐに戻ります」

店のドアが開き男性が四人
入店して来た。
  
支配人は、深々と頭を下げる。

朱莉がその場を離れると
その関西人の社長さんは
私の隣にピッタリと座って
小声で話し出した。
 
「どうや、お水なんかやめて
 俺の女にならへんか
 毎月、五十は渡したるで
 いや、百、出したっても
 ええわ」

そう言って、私の太股に
彼の手が触れた。
  
「あの、困ります」

「困る事無いがな
 そう、しよな」

彼は、私の足を何度も摩る。